第37話 小さな夏祭り

 夕方の5時に僕と純子さんと姉上と友達の女性とその旦那さんと子どもさんの合計六人で夏祭りに向かうわけだが、友達はシングルマザー? ということで支援センターでは通っている。だから、今日は女性の旦那さんと初対面で会った。かっこいい旦那さんだった。子どもさんは僕に人懐っこく話しかけてくる。女の子である。可愛かった。そして六人そろって会場に向かう。子どもさんは純子さんとお母さんと両手につながれている。僕は旦那さんと少し話しながら歩く。やっぱりこうやって集まるのって楽しい。

 そして小さな夏祭りの会場に着いた僕たち。僕と純子さんと姉上の三人で動く。支援センターからも出し物をしていて挨拶を済ませる。会場自体は小さいため、一周するのはあっという間。はしゃいで走り回る子どもたち。夏ってこんなに素晴らしいんだ。三人で喋って、先に友達の女性ら家族が一時間で帰る。さよならの挨拶をした。

 それからタバコを吸ってくると純子さんと姉上に言って会場の外に。小さい会場だから大丈夫だろうと思っていた。が、しかし、純子さんたちとはぐれた。かなり焦った。会場の出口で待っていたら再会できた。時刻は到着から一時間半たっていた。二人が帰ると言うので僕も一緒に。帰り道はもう暗かった。雑談しながら歩く。そして、ありがとうございました、と僕たちは言ってそれぞれ帰りにつく。

 夏祭りってこんなに楽しかったっけ? 今までは一人で祭りに行っていた。それが今日は大切な一日となった。ありがとうございます。またみんなで行きたいな。

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