ひつじが7匹 =ブリキのおおかみ=
空を見上げるのが、好きだった。
クレヨンも、色鉛筆も
いつだって最初に、空の色と同じ色がなくなった。
大好きだった。
でも、なにかはいつも曇っていて
自分の手の中にあるのは
空色の物ではなくて
汚れた別の物だった。
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