秋の夜に窓を開けて寝ていた

お気に入りだった曲を聴きながら

窓から入ってくる冷たい風に怯えていた

私たちがこうして音楽を聴いて

魚の話をして居る間に

冷たい風にさらされるのが嫌で

先に生を終えてしまう人がいる

どこかでたくさん人が死んでいるのに

誕生日とか

記念日なんかを祝っているおめでたい存在

憎しみとか色々汚い感情を持って居ながらも

隣人を愛しなさいとか

平気な顔をしていう

世界が貯金箱みたいだったらよかったのに

これ以上はもう見たくないなって思ったら

バーンって割って粉々になってしまえたら

どんなに良かっただろうね

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