まだ見えぬ心と

名前も呼んでもらえぬ

生きた影のままの少年と

無邪気なままの街並み


時を愛する事は難しくない。

けれど赤い絨毯に愛し愛されて

自分を犯す人もいる


自宅への帰り道

弱者を叩いた豚どものように


壊れた人形を抱えた少女の瞳

瓶のふたから零れてるジャム

交錯する不協和音

救われずに、立ち止まっていた


服屋の前にいた彼女の瞳は

凛としていた

そこで僕はついに見つけたよ

僕の名前とボクの意味を


深淵を乗り越えた

先に摩天楼はあって


もがいて差し伸べた手を

受け止めているのさ

分かんなかった答えもそこに


コーリング、きっと僕の名を

コーリング、僕の星を叫んでる

コーリング、出逢いと別れも

コーリング、これから先も闘いだと

コーリング、僕の声を響かせよう


まだ見えぬ心と共に行くよ

もうすでに、クロスオーバー。

あの時の彼女の瞳のように

鏡の僕と十年先も闘うよ!

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