第17話 暮らしは便利になったけど

世の中はサービスが進んで、どんどん便利になっているけど、一方で、心はすさみ、どんどんぎすぎすしている感じがしてならない。


自分が子供の頃は、

豊かではないけど、ゆとりがあった


テレビの視聴率が50%とかいったのも

他に娯楽がなかったというのも、もちろんあるけど、その時間に家族団欒で過ごせる時間があったように思う。


今は何もかも場当たり的で、

何か起きたら対処するから、マクロ的に見ると、何かつぎはぎだらけ。


暮らしが便利になったら、付随して生活も豊かになっていくはずなのに、どんどん悪くなっていくように感じるのは、僕だけなのだろうか。


物があふれていなくても、多少不便であっても、心にゆとりがあり、

サポートしあう互いがあれば、もっと世の中は明るくなっていくように思う。


少し前に配達の仕事に携わったとき、

重い水を階段4階とかに運んだ時、感謝の一言もなく、もってきてもらって当たり前みたいなことが何度もあった。


いつからこんなすさんだ人間界になったんだろう。


運ぶのは生身の人間です。


業界的に、腰を痛める人が多いことも知っていて、給与も割に合わないくらい安かった。


べつに感謝してほしいとは思わないけど、

昔だったら、ありえないほどの

自然な発露、思いやりの心が明らかに

欠如している。


それはほんの一端であり

そういう人が多ければ

その未来は明るくなるのだろうか?

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