第15話 新しいテレビ
数年ぶりに新しいテレビを買い替えようかなあと思っている。
今は、中古で買った5千円くらいのパソコンのモニターを、コンバーターを使って、テレビ代わりにしているが、時々、家電量販店で大きいテレビを見ると、
「大きいテレビはいいよなあ」と思えてくる。
今までは、買うこと自体が夢だった。
でも、今は、買える状態になっている。
最初は、近所で見かけた15000円くらいの2009年製の中古テレビや、ネットで売っている安売りのテレビに興味があったのだが、ある掲示板でたまたまユーザーのレビューの中に、「憧れのAQUOS」という言葉が妙にひっかかり、確かに、安く売っている、高性能のテレビもあるかもしれないけど、ブランド好きではないが、そういうものを買えるようになった自分、これまで、苦労とはいえないかもしれないけど、
底のような生活を、嫌になるのも通り越して、続けてきて、
その「AQUOS」(に限ったわけではないけど)のスイッチを入れて、大画面を見て
しみじみと、味わいたいなあ。
そんな感情もわいてくる。
それは、安売りの中古ではたぶん、味わえない。
分からない。
結局、安売りを買うかもしれない。
価値観はそれぞれだし、今日、そう思っても、明日には違うかもしれない。
でも、買う前のわくわく感は何ともいえないよなあ。
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