第25話 ダカール連邦議会占拠
0087年11月16日
青いスーツで赤い彗星が吠えた日である。
『ティターンズ』の非人道的な振る舞いを晒して、『エゥーゴ』の正当性をTV中継を通じて訴えた。
ついでに『クワトロ』が『シャア』だと自ら正体を明かしたわけだが…オマエは『シャア』じゃなくて『キャスバル』だろうと当時思った。
まぁ『シャア』=『キャスバル』の事実が、どの程度、世間に知れていたのかは解らないが。
この演説を中止させようと『ティターンズ』は街で戦闘を始め、自らの支援者も多く出席している議会にまで攻撃してしまい、『クワトロ』にいい様に言われまくった。
大体は『ジェリド』のせいである。
というのも『カラバ』の追撃部隊と『ダカール』防衛部隊が戦闘に参加しておりその指揮系統の混乱からパイロットの統率が乱れてしまった。
また演説や状況を疑問視した『ティターンズ』の兵も追撃部隊の制止に動くなど内部でも疑問を感じる者が出始めた。
この混乱を放送された『ティターンズ』の印象は悪化、これにより『エゥーゴ』の連邦内のテロリストのイメージは回復していくこととなる。
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