第16話 30バンチ事件

 0085年7月31日

 サイド1 30バンチコロニーにて反地球政府デモの鎮圧にコロニー内に『G3』(使用禁止の毒ガス)を注入、1500万人を虐殺。

 コレは『ティターンズ』の『バスク・オム」大佐の独断によって行われたのだが『ティターンズ』は伝染病と発表した。

 この報告を受けた『ジャミトフ』ですら不快感を示したとか。

 この事実は『エマ・シーン』など『ティターンズ』の一般将兵にも知らされていない。

 鎮圧を依頼したのは『地球連邦』であり、その事実を隠蔽せざるを得ないという結果は『ティターンズ』の発言力を高めることになった。

 同時に『反地球連邦』の活動は活発になり『地球連邦』内部でも『ティターンズ』に対する不信感を抱く者が増え『エゥーゴ』が結成されることとなる。

 放映当時の桜雪は、この事実を知らずに『エゥーゴ』へ参加は認めない的な、踏み絵のようだと思った。

 劇場版『Z』ではパソコンで映像を見せるだけとなっていた。


 強大で密閉されたシリンダーで暮らす民間人という危うさを感じるエピソードである。

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