第9話 連邦軍 ヨハン・エイブラハム・レビル

 優秀な取締役。

 若手の育成に重きを置き柔軟な姿勢で対応する社内改革派。

 ゆえに他幹部連中には迷惑な存在であり孤立している。

 優秀なだけじゃダメなのよ。

 ときに強引な手法で案件を押し通すが、他の協力は得られないため任されちゃった現場は疲弊していく。

 結果、四方から煙たがられる取締役。

 外部企業からも「レビル案件か~、ダメだな…適当に付き合っといて」扱い。


 最終的には敵対企業の一撃の責任を独りで受け解任。

「あの人…いい人だったな…」

 消えちゃってから過去を尊ぶ部下の無責任さよ…南無。

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