第14話 クロノクル・アシャー

 A型のクロノクル

 お姉さまには逆らわない。

 功績を焦らない、姉さんが心配するからね。

 順調にヌルイ戦場で過保護に浸かる日々。

 そんなもんだから『ウッソ』というイレギュラーに出会えばボコボコに負ける。

「あれ? 俺、優秀なはずじゃ?」

 自信喪失…戦線離脱。

 大人しく官僚へのレールを歩いていく。


 B型のクロノクル

『シャッコー』奪われる大失態が拭えない…。

 頑張るんだけど奪った『ウッソ』に及ばない自分を知る。

 けど認めない。

 けど勝てないから見切る。スルーする。

 俺、アイツのいない戦場で頑張る。

 違う意味で『ウッソ』を乗り越え、『ザンスカール』あg敗北する日までヌクヌクと生き残る。


 AB型のクロノクル

 なんか『カテジナ』とは相性がいい。

 同じ匂いを感じる‼

 惹かれるけど相容れない。

 だって相手は『カテジナ』だから宇宙世紀のモンスターだから。

 でも嫌いになれない。

 だってMS乗せたら自分より強いから。

『カテジナ』のオプションとして頑張る人生。

 コレでいいのか?


 O型のクロノクル

『シャッコー』…奪われましたけどなにか?

 悪びれない。

 だって盗んだ奴が悪いに決まってる。

 はい、また負けましたけど?

 悪びれない。

 だって明日が上手でしたから。

 ある意味、素直で嘘つかない。言い訳もしない。

 したら非を認めることになるから。

 そう、自分の非は認めない。

 大方、相手と状況のせい。

『ザンスカール』滅亡の、その日まで悪びれない。


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