第6話 イオリア・シュヘンベルグ

 私設武装組織『ソレスタルビーイング』の創設者。

『量子コンピュータ ヴェーダ』『GNドライブ』『人工生命体イノベイド』を産み出した天才、いや天災か?

 200年以上前の歴史上の人物だが、現在もコールドスリープ月で寝ている。

 まぁ寝たまま殺されてしまったが…。

 武力介入で戦争根絶を宣言した男であり、所業としては宇宙世紀の『赤い人』を凌駕している。

 人類の統一を目指した理由は来るべき地球外生命体との対話の為であり、要は、そろそろ宇宙人と遭うから恥ずかしくないようにね的なノリである。

 200年前に、どんだけ先を見据えていたのか…目先で死んだ少女に翻弄され続けるニュータイプ2名と対話していただきたい。


 怖いのは、彼の妄想は200年を経て現実となってしまうのである。

 対話どころか、一体化しましたけどね。


 人類に絶望したが、その先を見据え『赤い人』とは違う方法で人類の変革を促した人。

『赤い人』…見習え‼

 ガンダム史上、最も頭のいい人なのかもしれない。

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