第50話 ギルバート・デュランダル

 神にでもなったつもりか?

 なんだろう、シャアほど好きになれない、というか嫌いだ。

 何の魅力も感じない黒幕。

 経済活動、社会的意義、そんなものを潤滑に動かすために全人類を歯車に変えようとした男。

 産まれながらに運命を決められている効率の良い世界を目指した…のか?

 余裕ある大人な振る舞い、落ち着いた言動、だけど中身はあまりに幼い思考。

 ゲームしかできない引きこもりが権力を持ったような気持ち悪い人である。


 だが『シン』のように自身を肯定的に見てくれる~、とか勘違いしちゃう人が多いのも事実、いいように使われているだけの狂戦士に過ぎず、戦争が終われば見向きもされないのだろうけど。


 本作は『シン』にイラつき、『デュランダル』が気持ち悪い、終始そんな感じなのである。

 なんか最後まで気持ち悪い黒幕であった。

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