第20話 リリーナ・ドーリアン
物語は彼女がウイングガンダムを目撃したことから動き出す。
気の強いだけのワガママなお嬢様かと思いきや、気の強いだけの女王様でした。
出生は亡国サンクキングダムのお姫様であり、ゼクスことミリアルド・ピースクラフトの妹である。
事実上、ミリアルドが王位を継承しないので王女というか女王なのだ。
世間知らずで育ったためか、行動力が抜群に高い。
つまりトラブルメーカーである。
この宇宙でただ一人、ヒイロを意のままに動かせる人物でもある。
殺す宣言されたのに…
ヒイロと出会ったから数か月で彼女は一気に世界の中心に躍り出る。
運命の転機とは恐ろしいものである。
「クイーン・リリーナ」と祭り上げられ、引きずり降ろされ、最終的にはJKにして外務次官としての職に就く。
彼女の信念はヒイロを通して知った世界から『完全平和』という兵器のない世界である。
夢物語というか…ガンダムの世界を崩壊させる思想の持主である。
良くも悪くも、彼女の存在は大きく、地球圏統一国家も軽視できないほどで、うっかり拉致されたりしながら頑張っているのである。
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