第48話 アグニカ・カイエル

 厄祭戦当時、思想や出自に関係無く戦争終結の為に同志を集め、後に『ギャラルホルン』の前身となる組織を作り上げた、物語の根幹に存在する人物。


 基本、この人から全てが始まるのである。

『ガンダム・バエル』を駆り、戦争終結に多大な尽力を注いだ人、自身を『バエル』の能力を100%引き出すために『阿頼耶識』を生み出し、『バエル』と一体化したとか…いないとか…。


 300年経った現在でも封印され起動できないままの『バエル』に魂が宿っているとかオカルト的な面で影響を残している。

 このオカルトの影響をシレッと利用したのが『マクギリス』であったのだが、身を削った『バエル』の起動に『ギャラルホルン』は怯えるどころか猛反発、最終戦へ突入していくのである。


 アグニカが施された『阿頼耶識』と『三日月』の『阿頼耶識』では異なるのだろうが、『バルバトス』に『三日月』の魂が宿るとしたら…嫌な機体になるのだろうな~。


 結果、素晴らしい思想の果てに残したのは、腐敗した『ギャラルホルン』不完全な『阿頼耶識』棺のような機体『バエル』と負の遺産しか残してねぇ…。


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