第32話 ムバラク・スターン

 ラーカイラム級『ジャンヌダルク』でエンジェルハイロウ攻略を指揮する艦長さん。

 ウッソパパと一緒に指揮していたのだが、パパは逃亡、艦長は戦死。

「息子の盾にした挙句に撃沈って…」

 不満もあったであろう…不遇な艦長である。


 その能力は高く、V2とウッソを特別視はしていなかった様子。

 あくまで兵士であり兵器と割り切っていたような印象だけに、一兵士の為に、まさか指揮官の艦を盾にするとか?

 信じられなかったのではないだろうか、後はよろしくとばかりに逃亡する主犯の身勝手さ、指揮官としての立場、艦長としての立場…「いや私も…」とは言えない。


 艦長とは古来よりそういうものなのである。

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