第42話 ブライト・ノア(ZZ)

 ブライトさん、もはやここまで来るとNT研究所所長のほうがしっくりくる。

 艦内はNTだらけ。

 ガンダムタイプを大量保持、単艦での戦力は規格外ではないだろうか。

 余裕か、諦めか…エマリーさんと不倫まで愉しむ戦場とは思えない気の抜け方。

 同じ艦長でありながら、ハヤトの苦労を知る由もなく、死んだことすら知らないという蚊帳の外っぷり。

 かつての名艦長は堕落したのであります。

 疲れていたのかもしれない…言い訳にしか聞こえないかもしれない。

 でも、彼の苦労も理解してあげたい。


 見習いみたいな立場からいきなり民間人を大量に抱え込む艦長となり、生き延びたと思いきや左遷、奥さんとは別居、エゥーゴへスカウトされるが、曲者ばっかのクルー達、かつての敵がシレッとノースリーブの別人面で馴れ馴れしくしてくるし、期待していた天パは宇宙を拒む始末。

 再来か?と期待したのは、筋金入りのキチ〇イで、誰彼かまわず殴りかかるし、女好きだし、大人しくなったなと思いきや別の世界へトリップしてたわけで…。

 パイロット不足を現地調達したけれど、やたらとテンション高い問題児ばっか、それは女に走っても彼を責められない…。


 最後は、まさかのビーチャにネェル・アーガマを託すという無謀な采配でフェードアウト…結果オーライだったけど、あれでアーガマ墜とされていたら軍を追われたに違いない。

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