第33話 サラサ・ムーン
忘れられたコロニー「ムーン・ムーン」で暮らす光族の長、16歳で双子の姉。
という、なんだかZZは本当にファンを獲得しようと必死だったのだなと思わせるような設定のキャラ。
光族の長といっても表向きだけで、実際はロオル長老の言いなりになっているだけの操り人形。
妹ラサラとは、それが原因で関係がこじれている。
ポジティブ不良に妹と勘違いされて殴られるという不幸な人でもある。
だいたい忘れられたコロニーってなんだ?
イメージは俗世と関わりを持たない秘境の部族って感じだが、そんな部族に美人双子姉妹はなかなか産まれない。
見た目の区別は、額に巻いた三日月の向き向かって右側が欠けているのがサラサ。
アーガマを乗っ取り、自らの教えを地球に広めようというガバガバな計画をヤリで遂行しようとするなど、ヨーロッパ人のマシンガンに弓で抵抗する原住民の姿を連想せずにいられない。
違うのは、原住民の方が文明に好戦的に近づくというヤブヘビ感だけだ。
なんだかんだで、ポジティブ不良と関わりを持ち、すったもんだで姉妹は和解するのだが…。
妹は後日、死亡してしまう。
私にすれば、ソッチが死ぬんかい!!
それがZZという迷作なのである。
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