第51話 M・ナガノ

 Z計画の開発主任。

 なのだが、百式のほうで有名になってしまった。


 実は、デザイナー永野護さんの別名でもある。

 百式は元々、Zガンダムのラフ画を基に藤田一己さんがデザインしたMS。

 つまり、百式の開発者というのは文字遊び。


 永野護さんデザインのMSはZ・ZZで多く目にしているはずだ。

 冒頭のリックディアスもそうだ。


 別作品のエルガイムでのムーバブルフレーム機構をMSに持ち込んだのがマークⅡである。

 当時、関節部が見えるだけで感動したものだ。


 ダヴィンチが骨格から人体を描いたように、永野護さんも骨格に装甲を付けるという斬新なデザイン方法でMSをデザインしている。


 MSがただのロボットではないと7年間の進化を見せ付けたのがZガンダムなのだ。


 僕達が変形などの新技術を盛り込まれたMSをすんなりと受け入れられたのは、この人のおかげであり、アニメの空想科学をデザインで説得力を持たせるというM・ナガノ博士の功績はZガンダムでは非常に大きいのである。


 誰も視たことの無いMSを創り動かす。

 これこそがZの魅力なのだ。


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