　恋軍とコメ軍は、その混成部隊であるラブコメ軍を激戦のカクヨム国に投入した。

　カクヨム国は五大勢力最大と言われる異世界侵略軍の主戦場となっている。

　ラブコメ軍が戦場に着いてみると、異世界侵略軍が使用した次元破壊爆弾によって、風景が一変してしまっていた。磁場も狂ってしまい、通信も途切れ勝ちになっていた。更に追い討ちをかけるように霧まで発生する始末である。

　どうやら近くで時空の歪みが発生し、その影響を受けているらしい。

　部隊はまるで迷宮にさ迷いこんでしまったかのように混乱していた。

｢私小連隊長殿、辺りは霧に包まれています。今動くのは危険です。暫く様子をみましょう｣

　いつ晴れるか分からない霧の中、部隊は文豪軍曹の提案でキャンプをすることになった。もちろん周囲には厳重に歩哨を立てた上でのことである。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい