魔法文化について
【日常生活における魔法】
食事、洗濯、工作など様々な行為に魔法が扱われている。
その為、この世界では魔法というものが当たり前の存在である。
【杖】
魔法を使うための触媒。魔力増幅路。
それを総じて杖とする。
魔力反応鋼ミスリルと魔力増幅印を用いて術者の魔力を循環、増幅し数十倍にして放つ。
スタンダードな杖状のものから指輪型の小型のものまで形状は様々。
帝国では杖は国認杖造士と呼ばれる特殊な国家資格を持つ者のみが作る事を許されている。
市販に出回っている杖はリミッターが設けられており出力出来る魔法に制限がある。
リミッターを外された武装用の杖の携帯は国の認可が必要になる。
【魔力】
人間が持つ魂掌握能力の俗称。
言うなれば肉体から放った魂を自分の体と繋ぐ命綱の役割をする。
強力な魔法ほど魂を肉体から流出させ、外界と同化させる必要がある。
その際に起こる魂の外界への拡散を防ぐために働く力が魔力である。
【魂消病】
るしょうびょう。
魂が肉体から放出され、その体に魂が無くなった際の症状。
身体としては生きているが、人間としての意識は喪失している。
リミッターが設けられている日常生活における魔法行使では起こりえないが、リミッターを外した武装杖で限界を超えた魔法を行使した場合、この症状が発現する可能性がある。
過去に起こった2度の大戦は戦闘による死者よりも魂消病における死者の方が多いとされている。
【魔痕】
魔法を扱った時に残る魔力の痕跡。
これは術者それぞれによって異なり同一の魔痕を刻む事は無い。
つまりはこの魔痕を調べれば、その魔法が誰の手によって扱われたものかがわかるという事である。
帝国、共和国ともに国民にはこの魔痕の登録を必須としている。
帝国はこれを中央魔導管理局で、共和国は警察で保管している。
これは手続きを踏めば、誰でも入手できる情報とされている。
これによって魔法犯罪の抑止を行うというのが両国の大きな目的とされている。
魔痕がそれぞれ違うのは正確には魔法が魂の流出による世界改変法であるがために、それの人それぞれの魂の痕が残るためである。
その為、魂の性質が大きく変わる事があった場合はこの魔痕というものはその性質を変えることもありえる。
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