四属使いと虚無の少女:設定資料集
古時計屋
神話
龍について
※ここに書かれていることは全て伝承である。
【龍とは】
父の力を借りて、この世界を構成し、運営する礎であり御使いである。
父が生み出した4つの礎が命龍、虚龍、時龍、創龍である。
これらの協力を経て父は世界を作り上げる。
そうして、大地を作り、海を作り、そこに生ける生物達を作り上げた。
父はそうして、世界で生物たちが営みを築くことを期待した。
だが、その父の思いはある問題をもって裏切られる。
生物達は知性を持たなかったのだ。
生物たちは確かに生きているが、その場から動こうともせず、ただ木々のようにそこに立つだけであった。
やがて生物たちは雨風にうたれ、体を弱らし死に瀕する。
これを見かねた父は、知識を作り上げた。それをまとめる者『霊竜』を作り上げ、それから知識を流れ出させた。
一番最初にそれを獲得したのは人間だった。
人間は霊竜の最も濃い知識をその身に受け思考するという能力を得た。
そうして、5つの礎の竜達により、この世界は父の望む世界となった。
【統龍】
全ての龍の根源であり、父。
世界を作った後、自身の分身である五大龍に既に世界を去ったとされている。
五大龍
【創竜 メイクリタ】
理の化身であり、理の性質を色濃く受け継ぐ天地創造の龍。
その顔は尊厳かつ先の鋭い口を持つ巨大で、10の頭と8つの翼、2つの尾を持つ金色の龍である。
海を作り、大地を作り、太陽を作り、宇宙を作りあげた天帝。
全ての源であり、龍を描かれる際には創龍が中心になる事が多い。
【霊龍 アマンテ】
全ての龍と性質が異なる龍。
全知であり、全ての情報を構成する知の龍。
実態を持たない情報体である。
【時龍 サーキット】
世界を回す歯車たる龍。
知性を与えられておらず痴呆、尾についた玉を延々とその口に入れようと追い続けている。
それが円の回転になっており、世界の時間を動かす要因になっている。
その本質は理の時計。
【虚龍 バーニ】
世界の歪みを消去する龍。
その瞳に捉えたものを概念的に消去する力を持つ。
そのため、その瞳には封印が施されており、彼が描かれる時は目を消されている。
創龍が作り上げたもので余分な部分や小さな修正を担う消去の龍。
創龍とは相反する存在であり、共に描かれる事も多い。
教訓は作り上げることとは捨てることでもある。
【命龍 バース】
命の龍。
木を模した姿をしおり、その枝からなる果実には無数の命が存在している。
その果実が落ちる時、生命に命が宿ると信じられている。
また失われた命は全てこの龍の根に戻るとされている。
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