第11話 ねこは木登りは得意

降りるのは考える


登るときは猛ダッシュ


高いところは

好きというか

そうでもないというか。


しばらくすると

降りたくなるらしく

にゃって

小さく鳴く


二階の窓から、1階の屋根瓦の上を

歩いたり

庭の柿の木に登ったり

サルスベリに爪をたてたり


おそるおそる

砂利の庭に飛び降りたら

前足首をくじいたのか

何日か痛そうに歩いていた。


猫だから

着地上手ってわけには

いかないんだね。


降りるときの踏み台

作ったよ。

使ってね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る