ラウンド 4

 雪崩により離れてしまったキタキツネを探すギンギツネ。


「なんとか雪崩に巻き込まれずにすんだけど、キタキツネは無事かしら」


 探し回っていると周りが崖で囲われている場所を発見した。


 の の の の


「いないわね」


 一通り確認し終わり出ようとしたギンギツネだが、唯一の出入口にセルリアンが集まっている。


「困ったわ。これじゃ出られないじゃない」


 仕方がないのでセルリアンに向けて構えをとった時だった。


 ドオオォォォーーーーン


 大きな音がして振り向くと、そこには四本足の大型セルリアンが立っていた。


 の の の の


「いい加減倒れなさいよ」


 大型セルリアンとの戦闘は長引いていた。


「こうなったら」


 ギンギツネはパワーアップa+i+u+e+oして一撃必殺を繰り出した。


狩りする狐フライングフォックス

 (キツネジャンプ中)➡↘⬇➡↘⬇➡a+i+o


 しかし


「一撃必殺が効いてない!」


 セルリアンの体を大きく削るが、倒すことはできなかった。

 そして一撃必殺の反動で、一瞬だがギンギツネは動けない。


 ボスセルリアンは硬直状態のギンギツネに攻撃する。


 ギンギツネは目を瞑った。


 ドオォォーーン


 攻撃が直撃した。




 ギンギツネは想う


 10


 私がいなくなっても


 9


 温泉のお湯が詰まったりして


 8


 困ってるフレンズがいたら


 7


 かならず助ける


 6


 すこし心配だけど


 5


 あの子は優しいから


 4


 それが


 3


 キタキツネだもの


 2


 ギンギツネの前にセルリアンが立ち


 1


 吸収しようと足を振り上げる


 0




 You Los「コンティニュー!」




 突然現れたキタキツネは手に握りしめていたジャパリコインをセルリアンに投げつけ叫んだ!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る