ちょっぴりおかしい?俺の日常
萎えたこ〜
第1話俺の日常
あー、、、今何時だ、、、もう夕方の4時か、、」
「丁度いい時間かな、、」
そっと呟きながら、TVゲーム機の電源をつける。
この生活にも慣れてきたな。そう思いながらクシャクシャな髪の上からヘッドセットつけて画面に向き合った。
俺の名前は久我颯汰。高校一年生だ。何故高校生なのに学校に行っ てないのか?と思う人もいるかもしれない。
俺は『引きこもり』なのだ。
こうして引きこもり生活を始めたのは高校生になってからだ。
理由があるとすれば、中学校とはまるで違ったからかな。
他にも理由があるが大体の理由はこれだ。
「うぃー。今日も調子がいいなぁ!この調子で大会も優勝しちゃうぞ〜!」
今俺がやっているゲームはいわゆるFPSという類のもので今最も国内で人気のあるゲームなのだ。高校に入ってからはずっとハマってる数少ない俺の趣味。オンライン対戦ゲームだからネット上のフレンドも沢山いる。高校よりも何10倍も楽しい俺の居場所だ。
「んー、まだクラメンはinしてないな〜、、enjoyクランだからしょうがないか、、おっフニさんがinしてる!」
そう言って俺はフニさんにパーティチャットへ招待した。
フニさんは俺が一番信頼してて仲の良いネット上のフレンドだ。俺がゲームを始めた理由はこの人に誘われたからでもある。
「タコぉ起きるのはえーよ、、実力が無い分やる気はあるのは良いけどタコはヘタクソだからなぁ、、」
タコと言うのは俺の事だ。小学生の頃からのリアルでのあだ名で
ネットでもタコと名乗っている。
「フニさん〜そんな事言わないでくださいよぉぉお!俺だって頑張ってほらっ!こんな相手にも勝てるようになってるんですよ!上手くなってるって褒めてくれてもいいじゃないですかぁ!」
「タコはセンスはあるがガキだからなぁ、、この前もお前相手に煽るような事しただろ!だから上手くなれないんだよなぁ」
「はーいはい、それよりも早く一緒にやりましょうよ、、1人だと連携取れません、、」
「タコぉ待てよ〜もう少ししたらシノノメもくるらしいからさっ」
「え!?ノメさん来るんですか!いやぁ〜久しぶりテンション上がってきたぞぉおお!」
ピロンッ♪
ん、誰かパーティ来たな、、?
スッと画面を見た
ん!?ハルさんとユウナ!?なんでこんな時にだよ!
タイミング猛者かよっ
「あ、タコくんお久しぶりっ!またこんな時間からゲームしてるの?お母さんに迷惑掛けたらダメよ〜?」
ハルさんは相変わらずお母さんみたいな人だな、、、
まぁそこがいい所でもあるんだけど、、
「なっ!なんでタコいんのよ!ハルさんの嘘つき!フニ君がいるからパーティ来たのにタコもいるなんて最悪、、、」
ぬぁぁぁあ!相変わらずうるせぇ女だなコイツホントに俺と同い歳かよ。テンションたけぇし口悪っ!
「まぁまぁユウナ落ち着きなってタコも何か喋れよ?」
「いや、ハルさんはいいんすけどユウナが来ると毎回俺調子悪くなるんすよね、、今日ゲーム辞めます、、、」
「あははははっ!タコはいっつも言い訳ばかりね!フニ君とは大違いよ。ねーフニ君私と2人でゲームしよっー?」
うぁぁ怖ぇえコレが恋する乙女って奴かよ、、、性欲の権化じゃねぇか。いや性欲を人にしたらこいつになるのかな、、、
そんな事を思いながらゲームの電源を切ろうとしたら
ピロンッ♪
ん、またパーティに誰かきたな、、、
電源を切るのを躊躇い画面みた
「よぉぉお全員揃ったのは久しぶりだなぁ。イツメンってのは良いもんだなぁ
あれタコはどうした?静かじゃね?」
あっノメさんだっ!やった!
俺はすぐにヘッドセットを付けた
「ノメさん〜〜!久しぶりっすね!いやぁノメさんきたら元気100倍だぁ!よっしゃゲームやるぞ!」
「うわぁタコキモちわる、、あんたさっきまで私が来て萎えてたくせにノメさんくるとテンション上がるとかホモかよ、、」
「相変わらずタコとユウナは仲いいなクラマスとして嬉しいぞ〜〜」
「「は?」」
俺とユウナが仲いい?傍から見るとそんな感じなのか
女の子は好きだけどユウナだけは絶対無理だ、、
そんな事を思いながらも仲のいいクラメンが揃って少しだけ嬉しかった。
俺が最も大切にしてるフレンドでやるゲームは最高だな
ユウナはまぁついでって事で、、などと考えつつ皆と楽しく会話していた。
ここが俺の居場所でこれが俺の日常。
少し変わってるかもしれない。でもこれが俺の最高の日常だ。
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