一等星
僕のいっとうの星
彼が欲しくて
手を伸ばして
彼といたいと
掌に包んで
もらさず光を
閉じ込めて
僕だけのものにした
そうする僕を嫌うだろう?
彼を放して
元に戻した
結局はそうなるよなあ
指で作った遠眼鏡
それを通して
夜空を狭めて
君と僕しかいないと
僕だけ思って
広がる光を
自由な光を
星を見ている
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