シュレーディンガー

君の中の猫と

僕の中の猫を

同時に覗けば

そこには偶然の支配が及ぶ


猫は現象を二択でしか語らなくて

君の心も

僕の心も

解説はしてくれない


それでも

猫を

見る僕は


理解が遅いとあきれられて

猫も君もいなくなって


それでも、


君が笑うと僕が笑える

この現象に

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