第422話和解1審
NPOの理事の入れ替えが発表されましたが、無風状態です。
どうもNPOの期待値がずいぶん低下しているようです。
新しい理事の方が今日は各部屋を参観して後にランチを取るようです。
私が昼から現在のNPOの状況を説明します。
パソコンに労働裁判の弁護士からメールが入りました。
「今和解1審が終わりました。今までと大きく争点が変わりました。相手側の準備書面を添付します」
いつものPDFを開きます。
どうも永遠と蒸し返された解雇理由の争いを取り下げたようです。
今までのことは何だったのでしょうか。
当然裁判官が認めないことでの戦略変更のようです。
今度は就業規則にあった60歳定年制を見つけて主張を始めたようです。
あなたは係争中に60歳定年を迎えたからそこまでは支払いをしますがという・・・。
今頃何を言ってるんだ!
「室長どうしたのですか?」
編集長が独り言に驚いて聞きます。
彼女には裁判をしていることを話していないのです。
「新しい理事のアンケートに対して回答する説明をしようと思っているのだが」
「どうなんですか?」
「NPOの意義が課題ですね」
「私もそれを最近考えています。フリーペーパーはどんどんNPOから離れてくと言う気がしているのです」
「NPOに決まった意義がいるだろうかな?これから作ればいいのさ」
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