第239話透析クリニック
一人IT社長から介護弁当の調査票の雛形が届きました。
今日は農業訓練教室はハローワーク休みで午前中は調査票のチェックをします。
それから介護弁当の社長とシニアNPOの理事長にメールで送信します。
昼から予約を入れていた透析クリニックを2軒見学に行きます。
1軒目は総合病院で部屋自体暗くて年寄りの方ばかりで死んだ部屋のようです。
これが透析の現実なのでしょうか?
少し気落ちして小さい透析クリニックを覗きます。
医院長が待っていてくれて部屋を案内してくれます。
25ほどのベットがあって、部屋は明るく看護士がみんな若く元気です。
「現在の検査数値からみると、透析開始は早くて1か月~3か月でしょうね。膀胱がんもされていて抗がん剤治療の副作用で腎不全が進行したように思います」
やはりそうでしたか。
「私としてはしっかり食べて、しっかり透析、適度な運動が必要と考えます。透析患者さんはBMI25前後の方が最も長生きされており、透析量が多く筋肉量の多い方が長生きされているからです。その意味ではぴったり当てはまります。それに合わせて少し早めの透析開始を進めます。まだ腎臓が1割は生きています」
ここにしようかとクリニックを出ました。
これから労働裁判と透析を抱えての人生の設計を考える必要があります。
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