第130話女性陣の計画的解雇

申立書作成の合間にネットで年金を見てみますが、報酬比例部分は、被保険者期間の平均標準報酬と被保険者期間とで計算されます。 40年加入で月11万円前後ですから35年の私ではしれていますし、60歳にはまだ1年半もあります。

その間に何度か弁護士に「離職票はまだですか?」コールを繰り返していますが、いつも総務課長が出てきて「OKが出ません」の連発だそうです。それでその旨をハローワークに伝えてもらっているそうです。

ハローワークは労働者を守ってくれるところではなかったのですか?

懲戒解雇になりすでに1か月が過ぎてしまいました。

収入は1円もありません。事情があって(これもいつかブログに書きます)今の会社で貯めた蓄えしかないのです。

それに膀胱がんと腎不全の治療費ばかになりません。{/m_0180/}

仕事を探さねばという気持ちはありますが、やはり今は裁判に専念すべきだという気がします。

相棒だった部長に何度も携帯を入れますが出てきません。

「もしもし…専務ですか?」

「どうですか新しい事務所は?」

リーダーの女性です。

「新しい女性社員が2人入ったところで、私達3人は退職を告げられました」

「総務課長が約束していたんじゃないの?」

「退職願と離職票を書いてくれなければ雇用保険の手続きができないと」

「書いたの?」

「保険を早く貰いたいということになって書きました」

「会社都合や不当解雇は難しいなあ。でもハローワークに行って話してみたら?それと部長は?」

「彼は事務所で机の移動をしています」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る