第58話積み重ねる
朝顔の一番花が咲きました。
今年は早い梅雨ですが、雨がほとんどなくて心配です。
朝会の後プーちゃんが渥美半島の半農半xの彼女がオリジナルTシャツの番付で32位と教えに来てくれました。
「久しぶりですねえ」
東京のオリジナルTシャツの社長です。
彼はグランパが会社をしていた時に若手のベンチャーとして頭角を現していました。
「55歳になりますよ。でも営業が好きで今回も近畿を7社を回っています。面白い話を持ってこれましたよ」
打ち合わせにはIさんとUさんが参加しています。
横に座っている社員が画像付きのレジメを配ります。
「若手のデザイナーの登録を初めて今年で20年になりますが、ここ10年ようやく芽が吹いてきて大口の発注をいただいています。現在大手も含めて100社ほどからTシャツの注文を受けてきました」
「御社登録のデザイナーはいくらほどおられますか?」
Iさんが興味深く尋ねます。
今回も彼女も作品を出しています。
「ざっと800名ですが、商売になっている人は100名ほどです。今回Iさんにお願いしてそちらのコンペの販売も始めさせていただいています。小口の注文はすでに販売に計上していますが、大口はこうして現地の会社に出かけて行って契約を行っています。今回も大口先が11件決まりました。ここからが話です」
スタッフがお代りのPさんのネット販売で買ったジュースを運んできます。
「この大口にそちらの会員さんが3名入っているのです。支払い方式について再契約をしたいのです。これは当社も個別契約をしています」
「それはどうして?」
「会社のマークが入ったり、デザインの追加が出てきます。それに場合によれば長期契約にもなるのです。たとえばテレビなどのイベントとして採用されることもあります」
「へえ!」
Iさんが3名の名前と契約金額を見て思わず声を上げています。
1位が4000万、・・渥美半島半農半Xさんが3位2000万でした!
さっそくIさんが会員掲示板に報告をします。
Oさんから昨日のお礼のメールが入っていました。
東京に戻って人事部長と話しましたが、中途採用の最終面談をすることになったということです。
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