第10話スキルをもっと強く

9話に於いて、略奪のスキルの部分で修正を行いました。すみません。

修正の内容は略奪のスキルにはステータスを奪う量に上限があり、上限内なら何体からでもステータス奪えるというものです。

――――――――――――――――――――


朝を迎え未だにぐっすり寝ている2人を起こしたあと、ギルドで朝食をとり、掲示板に向かった。


「今回もダッシュフィッシュの群れ討伐でいいのか?」


「そうだね、数も多いし冒険者の入門の様なクエストだし。」


「そか、じゃあ俺が戦うからキララはアドバイスをくれ。シルミーは俺が攻撃をくらった時にすぐ回復できるように準備してくれ。じゃあ早速いくか。」


「「おー!」」



スキルのレベリング中。


「略奪!ほいっ。」


数匹のダッシュフィッシュから脚力を奪い、残ったダッシュフィッシュの攻撃を避け怯んだとこを攻撃。

ここまでは順調なのだが、攻撃し終わるか終わらないかぐらいでスキルがきれる。


「剣真、危ない!」


「今度こそ。ぐっ。」


そう、数匹で行動するためにスキルがきれたあとにステータスを奪われたダッシュフィッシュが飛べるようになり攻撃をするからだ。

直感で避けようとしても平均並のステータスじゃ避けられない。


「剣真、回復するよ。ヒール!」


「ありがとな、シルミー!よし、略奪!」


ダッシュフィッシュがライダーキックをした瞬間に奪い避け、かわしたとこで倒す。


「ふぅ。毎回すまねーな、シルミー。」


「大丈夫だよ。でも、いまのでもう30匹ぐらい倒してるしそろそろスキル上がってもいいんじゃない??」


「シルミーは甘いよ!スキルのレベル上げを上げるためにどれだけ苦労することか。私は冒険者歴2年だけど、最初のスキルのレベルはまだ8だよ。最高が20だからまだ半分もいってないし。」


「そんなに大変なんだ。じゃあ賢者の私はもっと大変なの?」


たしかに回復をするためには大量と魔力が必要だし、アンデッドのモンスターもここら辺ではあんまでないらしいしな。


「その点に関しては安心して。賢者は戦闘してスキルのレベル上げをする職業とは違うから他の職業よりスキルのレベルは上がりやすいんだよ。」


なるほど。不公平じゃない、しっかり出来てるんだな。

でも、俺の職業はどうなんだろ。戦闘はするけど、なんせ俺専用の職業。でも、受付の人には今までそんか職業の人は聞いたことないって言われたし。


「帰る時間とかも合わせるとあと1戦ぐらいで夕方になるだろうし、次戦った帰ろうぜ。」



ダッシュフィッシュの群れを発見。合計で7匹。

「まだこっちに気づいていないようだな。略奪!よし!じゃあ、奪いきれなかったやつ…あれ?全部倒れてる?とにかく動けないようだし、先に討伐だけしといて。」


無事に7匹全部を討伐した。


「剣真すごい!さっきはあんなにズタボロにされてたのに!」


「まさか、もうレベルが上がってるの!?」


ちょっとして、略奪者ってスキルのレベルが上がりやすかったりするのかな!?きたいしていいのかな!?

てか、なにげシルミーの言葉がいたい。ズタボロですけど、はっきり言わなくても。


「冒険者カードには…あれ?スキルのレベルは上がってないよ?」


「え!」


半信半疑でみるが、そこには略奪(レベル1)としっかり書かれていた。

期待してたのにー!!!じゃあ、略奪者も特別にスキルレベルが上がりやすいとかないんだな…。


「わかった!剣真自身のレベルが上がってるんだよ!ほら!大量のダッシュフィッシュを倒したからもうレベル4だよ!」


「おおー!!スキルレベルは上がってないけど、俺自身がレベルアップか!!」


「つまり、ステータスが平均程度だった剣真だからこそレベルアップで奪えるステータスの上限が増えたってことだね!よかったね!剣真!」


「だな!よかったね剣真!」


「2人ともありがとな!」


でも正直いうとシルミーのステータスが平均程度とか言わないで欲しかった。

わかってる。本人は無自覚なことぐらい。シルミーはドをこえる天然なことは最近わかってきた。

わかってても、もう少しどうにかならないかな〜!?


「そういえば、シルミーはどうだ?俺の回復たくさんしただろうし、スキルはまだだろうけど、シルミーのレベルあがってるんじゃないか?」


「そうかもね!上がってますように!」


シルミーが祈りながら冒険者カードを取り出す。そして、レベルの方をみるとレベル5の文字が。


「よかったねシルミー!早くも5だよ!」


「うん!剣真やった…なんで悲しそうな顔してるの?」


スキルだけ使っても本人のレベルも上がるのか〜。

このパーティで1番レベル低いのはリーダーの俺です。くやしぃー!!!!


「なんでもないよ…。そういえば、キララは何レベなんだ?」


「私?私は36だよ。」


「さすがだな。ハハ…。とにかくもうクエストを終わったし帰ろうぜ。腹も減ったしさ。」


早く帰って休みたい。トホホ…。


「いいけど、なんでそんな顔してるのー??教えてよー!」


今日は帰ったらギルドでやけ酒だ!!


――――――――――――――――――――

第10話です。いやー、戦闘シーン書こうとしたけど、上手くいかない。

これからもう少し工夫していきたいと思ってます。

次の話はクエストから帰ってきて、剣真達がギルドで話をするとこがメインです。お楽しみに。

読んでくださいありがとうございます!

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