大混迷!職場の内紛

商売の才能はないし、だから興味もない。

勉強も嫌い。といった私が勤めている職場ですが、私の存在が重宝される場面というのが時々あります。それが、「混乱」した場面。

今それが起こっており、あの名物キャラクター「社畜女性社員」が、新しく入ってきた主任と大喧嘩しており職場内がかなり緊迫した状態になっています。

先日も、指示を何も出さずにさっさと家に帰ってしまう(いつも喜々として残業していた彼女が

!)のですから、相当頭にきているか、疲れているか。


そして、その日最も過酷な売り場を任されたのは女子大生バイト。パートのおばちゃんが状況を見かねて、私に「女子大生を援護するように」との命令を出します。すると、何やら別の会社の人が来ており、その人が女子大生になんだかんだ言ってきているのを目にします。


「エッフさん、あの、なんか他の企業さんが来られて・・・」


と、彼女が私に説明をしていると、態度の悪い職員がやってきました。どうも、冷蔵庫などの管理をしている部門の人間でした。私と女子大生で社畜女性社員を呼ぼうと思い電話をかけるも、電話がかからず、さらに個人用の電話にかけても応答がないという状況。

よくわからない専門用語で説明をしてくる嫌な職員に対し私は「ほうほう。へーえ。なるほどですねえ」と、知ってもいないのに全てを見通しているかのような相槌を打ち、最終的には「ひとまず、店長の指示を仰ぎましょうか」と言って意に介さず店長のところへ行きます。店長相手には偉そうにできなかった職員、私に敗北し(黙)、店長の指示に従います。


その後も問題が続出しそのたび私が出陣して問題を解決する、という事がありました。

全ては、新しく入ってきた主任が現場のことを何も把握せずに物事を進めているため、現場のパートと社員(主に社畜女性社員)と激しく衝突しているというのが大まかな状況です。パートさんも、「社畜女性社員はあれはあれで精いっぱいやっている」と擁護する構えを見せたので、今回は私は彼女に攻撃は仕掛けない事にしました。病巣は主任にありそうです。さて、隠者君が消え主力を失った我が職場、これから一波乱あるかもしれません。面白くなってきましたね。なんだかんだで夜のアルバイト軍団の中では最も力があるポジションになってきた私、かなり楽しくなってきています。

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