第20話レイテ攻略戦が始まる 前編
とうとう棲一号作戦が発動されたわね。私は今館山にある通信施設にて情報を聞いておりますが、どうやらパラワン水道で主力の第一遊撃部隊が潜水艦による奇襲攻撃を受けて愛宕以下3隻の重巡洋艦が撃沈大破により戦線離脱したという報告が入ったわね。
それからも次々と凶報が入ってきたわね。それから数時間後にスリガオ海峡に突入した部隊は空襲に合い次々と艦船がやられていった情報がはいっていきましたね。
そして同時刻にエンガノ沖にいた瑞鶴達空母機動部隊は敵空母部隊の誘引に成功したという情報が私の所に来ましたね。
「大和たちにその情報を伝える必要があるぞ」と敷島が言うと私は頭を振った。
「なぜだ。三笠答えろ」
「これはわれらが知りうることそして人に干渉はならぬこれが掟です。敷島それを破るというのなら髭切であなたを切らねばなりません。かつて対馬沖で戦った戦友を切りたくはありません。ですから髭切を使わせないでほしい」
「むう。だが。これでわが軍は組織的抵抗が不可能になるということを指しているのだぞ」
そして大和たちは一時退避するという情報が我々の所に入りそして空母機動部隊は皆やられたという情報が伊勢から入ってきたわね。そして戦は夜へと移っていくわ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます