第2話


新しい春は君との出会いをプレゼントしてくれた。桜まいちる校舎の一角。

僕と君は隣の席だった。

今考えればとても漫画みたいな出会いだった。


「橋田くん…だっけ?よろしくね!私沖田ゆな!」

「あ、沖田さん、よろしく。」

「ゆなでいいよ!橋田くんはなんて呼んだらいいの?」

「じゃあ、ひろとで。」

「りょーかい!」

元気な人だな…

別世界の人みたいだ。

沖田さんの回りにはいつも人がいる。

にこにこの笑顔を絶やさない。

彼女は僕にとって太陽で僕は影って感じ。

僕と正反対の真新しい生物をみてるみたいだ。

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