第11話:女子力ゼロ

 しかし女子の部屋とは思えない。

華やいだ感じが一切しない。


 まるで、ビジネスマンの部屋のようだ。


 シックにまとまって、機能的で、

実用性重視な感じだ。


 とても女子大生みたいな美月の

部屋とは思えない。


「あんまり、部屋をジロジロ見ないで。」

美月は恥ずかしそうに言った。


「あ、ど~も、女の子の部屋って、

入った事ないから・・・」


「フフ、女子力ゼロでしょ。」


「いやぁ・・・」

そうですね。とは、さすがに言えない。


 それにしても・・・、

 またまたオレの視線は知らぬ内に、

凛のオッパイへ行ってしまった。


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