快楽部の花見


桜の蕾が開花していた。

先生の提案で花見をすることになった快楽部メンバーたちは皆で花見スポットに来ていた。


「うわーめっちゃ咲いてますよ!桜!」小鳥

「人がいっぱいじゃねーか。気持ち悪いな」雛乃

「小鳥さんはハイテンションですね」緑

「ねぇ、この後みんなでゲーセン行こ」真理

「バカか、花見に来たんだよ」大和


五人は各々感想を言うと皆バラバラになった。


「センパイ、これっていいんですか?」

「バッカ、見るんじゃねぇ。他人のフリしろ」


桜の木のしたで高笑いしてる男と女。

黒服の人たちに囲まれながら優雅に紅茶を飲む女。

そして、俺の横には小鳥と真理が居た。


雛乃と先生は酒を飲みあっている。高校生に酒を出す教師……

緑は遠くからこちらを眺め微笑んでいる。


「なんでウチの部活は集まってもバラバラなんだ....」

ふてくされて横になる大和

「姉がすいません」頭を下げる小鳥

「緑を呼ぶのが悪いじゃん」嫌みっぽく言う真理


唯一の救いは小鳥が朝から作ってきた弁当だけが上手かった…


「来年は二人でこよーな」大和

「はい!」笑顔で言う小鳥

「え?わたしは?!」驚く真理

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