にゃべ♪の日々詩集

この素晴らしき世界

何もしなくてもお日様は昇り

眠っている間でもお星様は瞬いている

月は優しく世界を照らし

風はいつだってどこかで吹きぬけている

僕らは何をしたらいい

人間だけの事をしているだけでいいの

世界の未来を変える力を持つ私たち

その気になれば今すぐだって世界は終わる

祈り続ける僕らを彼らはあざ笑うだろうか

長い長い時間をかけての今の立ち位置

どれほどの労力が費やされて来たのだろう

安穏と平和を貪る私たち

限りなく明るい未来を心の中では肯定している

世界の混乱を自分の外に置きながら

道端で必死に咲く小さき花々

こんなにも美しい世界

こんなにも儚い世界

そのバランスは今崩れようとしている

その兆しはもう随分前から始まっているのに

偏ったバランスは元に戻ろうとする

思い切り傾いた振り子が動く時

宇宙の歴史に刻まれるその日

その記録が少しでも軽いものであって欲しい

素晴らしい自然

完成された生態系

命を育む地球と言う楽園

無限の宇宙で今も奇跡を産み出す星

太陽系という家族に見守られている

銀河系という一族に見守られている

大宇宙という世界に見守られている

きっとまだ間に合うよ

ほら 今日もまたお日様が昇る

新しい朝が訪れる

世界に光が満ちていく