キラキラの心

水の結晶

水晶の粒

キラキラと光を反射して

眩しくて

美しい


心の汚れが洗い流されていくよう

元始めの魂の近付いていくよう

心は始めは光っていた

水晶の如く光っていた


無垢な心

邪念の無い心

白き心

眩しき心


やがて心は身の回りのものを取り込んで

少しずつ

少しずつ

経験と引き換えに

無垢でなくなっていく

純粋でなくなっていく


それは仕方のない事

成長するに従って

様々な事を学び

周りの環境によって

少しずつ人格が形成されていく


忘れていく

素直な心

大事なのは

今を生き抜く事


本当は

素直なままでも生きられる

ただ その生き方を

誰も示してくれなかっただけ

正しく生きる生き方を

誰も教えてくれなくなっただけ


そうではなかった少し前までの昔は

正しい大人も沢山居た

道を誤っても

正しい場所に戻る事が出来た


心が汚れたら洗えばいい

正しさに気付ければ

反省する心も生まれ

いつか同じ過ちをしなくなっていく


心はいつだって純粋なのです

長く生きていく内に傷を負って臆病になって

鎧を身に着けて仮面を身につけて

守っているだけ

純粋さを保とうとしているだけ


けれどもその状態が長く続くと

純粋さゆえに染まってしまう

いつまでも洗い流さないままならば

汚れた色は取れなくなってしまう

元の純粋な心に戻れなくなってしまう


もしかしてこんなに自然が美しいのは

いつでも心を洗えるように

いつでも純粋さを取り戻せるように

そんな神様からのお計らいかもしれないね


間違ってもいい

見失ってもいい

これからも生き続けるのだから

また戻ってくればいい

洗い流せばいい


心はいつだって純粋なのだから

水晶の如くきらめいているのだから

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