雲の旅

ふんわりふんわりふわふわり

のんびり進むよ雲の旅

まるでハンモックで眠るよう

ほんわりゆうらりお空の散歩


ずっとずっと夢見ていたんだ

あの青い空を飛べないかなって

ヒコーキみたいに早くなくてさ

歩くスピードくらいが丁度良くて


雲の海を行く空クジラ

そよ風に吹かれて旅をする

今もどこかで浮かんでる

毎日気ままに過ごしてる


ススキが風に揺れる道

どこにでもある街並みに

今日も見上げながら歩いてた

雲の形で遊んでた


すっと透明な風が吹いたのさ

心を遠くに飛ばしていたから

軽い心が何かに引っかかって

ふわっと僕は飛んだんだ


まるでまるで夢みたい

きっとこれは夢なのさ

素敵で素晴らしい夢なのさ

心はどんどん高まって

高度もどんどん上がってく


次に目を開いたら雲の海

雲たちゆっくり泳いでいたよ

ぐるぐる渦巻き低気圧

はるか遠くでこっちを見てた


天にも昇る気持ちが落ち着いたなら

高度も徐々に落ちてくる

まるで夢から覚める前みたいに

唐突に重力に引かれてく


ああ 僕もここまでか

覚悟を決めて落ちるままにしていたら

ぽよんと何かに着地した

空クジラの背中に落ちていた


のんびりふわふわ空クジラ

今日はどこまで行きましょう

全ては風に任せましょう

風は笑うよきまぐれに


好きな所へ行けないならば

全てを好きになりましょう

どこまでどこまで進んでも

みんなおんなじ地球の上さ

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