きっと夜空の一粒ですらないのだろう

上昇気流の見つけ方もわからずに

瞬くすべも知らぬまま

空の底で　びかびか　あえぐだけ

していることはすべて無意味――

体の蓄積よりうしろ向きを肯定する僕は

他人を求めて交信する出来損ない

自分を殺すことばかりが得意になって大人になりました

精神は変わらず　いびつを抱えて生きているのに

だれか僕を見つけてください　　

嘆きも宙に吸い込まれ　傷に傷を重ねる毎日を

殺すことすらできないでいる

情けないがゆえの本心が

光る空に笑われてる気がした

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