無茶/僕
状況がどうしても我慢できなくて
本元のもとへ行ったらしいね
玄関先で門番に追い払われて
怪我までして
あーあ
行っても無駄だとわかってただろうに
気まずい顔としょげた背中
苦笑いしちゃうよ
僕のために
無茶なんかすることないのにね
ここにいてよって言ったのに
これは何度めの約束だろう
君は謝らなくていい
僕も感謝をしないだけ
こんな無茶は
もうしないって
わかってるだけでじゅうぶんだから
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