【 エフェメラ ― 儚いもの ― 】

いつか聴いた ジャズのフレーズが

ふと 心に浮かびあがる

― エフェメラ ― 切ないギターの旋律


ふたりの心が響き合い

共に奏でる想いは 刹那の煌き

壊れていくから儚い

儚くても美しい それはリズム


たぶん あなたのことを

忘れられないと思っていた 

愛するように憎んだ

憎み続けることで 執着した


そんな記憶に支配されて 生きていた

もう 忘れてしまってもいい記憶なんだ

― エフェメラ ― 巻き戻せないあの日々

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