娯楽としての恋愛を求めるならば
仕事や夢に差し障りのない程度に、週に1回程度に楽しい時間を過ごす相手。
それをあなたは恋人と呼ぶ。
あなたにとっての恋愛は娯楽。週に1回を永遠に繰り返す。
平日会いたいと言われれば別れ、結婚を匂わせられたら別れ、セックスをしなくなったら別れる。
あなたにとってはそれでいいのだ。どちらにせよ、週に1回を繰り返せば話すことも尽きて会うのが億劫になるのだから。
出会いは無数に転がっている。マッチングアプリや相席屋、友人から呼ばれる数合わせの合コン、キャバクラ。
だからね、恋人が同棲したいと言ってもピンとこないんでしょう。
飽きっぽいあなたと三年も一緒にいられた恋人は、その先が欲しいと言っている。
娯楽じゃなくて人生が欲しいの。あなたとの人生が。
週に一回じゃなくて、日常が欲しい。
でもきっと、あなたには理解できない。
娯楽じゃない恋愛なんて。日常なんて自分一人で十分だと思ってるんでしょう。
でも。
娯楽としての恋愛を求めるならば、もうわたしはあなたとさよならするって決めたの。
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