午前六時の地下。

寮が現れた。

女子寮にいた一般女子高生の数は平日（一般人が想定する休日ではない普通の日を指す言葉。女子高生は神代高校に通う）よりもずっと多かったので、日曜昼間の大地震によって地割れが発生、寮が地割れに飲み込まれた際、相当な数の一般女子高生が寮とともに地下へ落下していった。地割れは水脈を射抜いており、寮の内部に水が侵入、一般女子高生たちを濡らしていく。水を吸った服が一般女子高生の動きを鈍くした。早く脱出しなければいけないのに服が重い。身体が重い。このままでは多数の一般女子高生が活動できなくなってしまう。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で制服にセーラー服らしい機能を付与した。

胸元から制服を破り捨て、一般女子高生たちは地下水脈を脱出した。