第1486話「温泉に行こう」
午後一時の温泉宿。
帯刀女子高生が現れた。
温泉は肉体(一般人が想定する生物の体を指す言葉。あらゆる生物は肉体を通して世界を経験し、己が世界を広げていく)よりもずっと精神を癒すものである。修行の果てに疲れ切っていた帯刀女子高生の精神は、本来、温泉に浸かることで穢れが落ち万全に回復するはずだった。しかし、何分、何時間浸かろうとも帯刀女子高生の精神は回復しない。そこで帯刀女子高生が心を研ぎ澄まして湯の元を辿ると、天然温泉を謳っていたこの宿は沸かし湯に温泉の素を溶かしただけであることが発覚した。帯刀女子高生は怒りのままに抜刀して浴場を二分した。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で分割された浴場を再構成し男湯女湯とは別の女子高生湯を作り、源泉と接続した。
女子高生の慰安旅行に利用されるようになり宿の売上は向上したが、治安が低下した。
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