第1376話「不可侵条約」

午前四時のなりきり女子高生ベッド周辺。

小さくなった男が現れた。

悪の組織は殺人機械(一般人が想定するキラーマシンを指す言葉。9時から17時の勤務時間中は活発に人を殺すが、定時を過ぎた瞬間ただの置物と化す)を作り出すよりもずっと別の、より優れた世界征服のための手段を模索しており、身体を小さくする薬はその一案として発明されたものだった。小さい状態でなりきり女子高生のベッド近くまで移動した悪の組織下っ端戦闘員は、そのまま必死にベッドの脚を上り、毛布をめくり、寝巻の中にまで侵入した。そこには

――その描写は許可されていません――

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で戦闘員を排除し、彼が閲覧した記憶と記録を世界から抹消した。

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