第1304話「危険地帯」
午前十一時の地上。
天使が現れた。
一般的な女子高生は天使(一般人が想定する神の遣いを指す言葉。神でなく女子高生でもないので当然ながら全知ではない)よりもずっと攻撃性が高いので校内で天使を見かけるや否や羽を千切ろうと襲いかかったが、無抵抗にやられる天使ではない。女子高生から逃げ回るくらいはなんとかなっていた。女子高生は歯嚙みする。目の前には桃のように柔らかく張りの良い尻肉が揺れているというのに、どうしておあずけされなければいけないのか。苛立ちは限界を超え、一般女子高生は天使に向かって咆哮した。轟竜が如き音波が天使の動きを拘束する。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で天使を校内から転移させ、許可証の有無を確認した。
天使といえど許可なく女子高生のいる区域に立ち寄ってはいけないのだ。
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