第1279話「日本沈没」
午前八時の出勤日。
台風が現れた。
日本はアメリカ(一般人が想定する米国を指す言葉。米国風黒人少年とはなんの関わりもない)よりもずっと災害大国として知られているので台風なんて楽勝楽勝今回も余裕で乗り切っちゃうぜと適当な態度で待ち受けていたが、今回の台風は非常に強烈だったので調子こいた日本はそのまま沈没した。
そこにいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で日本人を海中でも生存できるように変質し、しばらくの間様子を見てみることにした。
日本人はその粘り強い性質で水中での文化再創造を見事に果たし社会は元通りになったので当然のようにブラック企業も量産されて勤務日は特に変わらず今まで通りの出勤が命ぜられた、どころか台風火事などの災害を回避し勤労を回すことが叶ったのでもしやこれが日本人の理想形だったのかとレールガン女子高生は期待したが、地震をもろに受けてすべての文明が押し流されたので最終的に全部元通りになった。
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