第1115話「オープン直後に奴らは現れた」

午後一時の焼きウサギ屋。

集団ウサギが現れた。

ウサギは人(一般人が想定する一般人を指す言葉。突出したステータスがなく悪目立ちもしない、平和の象徴のような存在)よりもずっと素晴らしい情報網を持っているので新たな焼きウサギ屋が開店したことを即座に察知、手の空いている仲間たちを集めて店舗を襲撃した。幸か不幸か昼間の店に店主は不在であったため、集団ウサギは店主の命に代わって店を荒らすことにした。頑強な入り口の扉を鋭い歯で切断、流れるように店内へと侵入。金庫にしまってあった当面の運営資金を強奪、焼きウサギ屋を閉店に追い込むべく行動する。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で来客を増加させた。

資金難ながらも焼きウサギ屋は繁盛した。

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