第1070話「いきなりレールガン女子高生の概要」

午前五時の海。

創造の女神が現れた。

人は海(一般人が想定する世界に広がる塩水の領域を指す言葉。天も地もない原初から海は存在していたとされる)よりもずっと陸に住むものだが、それは陸が生まれてからの話である。海から生まれし新たな神々は女神を引き裂き天地を創り、無人だった島々の上に人間を生み落とした。人間は神と袂を分かち、文明を発展させ、その種の終わりにレールガン女子高生という最新にして最後の神を誕生させる。レールガン女子高生は少女の祈りによって生まれ、そして世界は終わりを迎える。最後の神がその世界でできることはなかった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で歴史に干渉した。

人間はまだ終わらない。

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